第4回:
ピンポイントで画像生成!

こんにちは!ぼくは、インフロニア・ホールディングスのスポークスマン「キャレたん」!
前回は思うようにぼくの着せ替えが上手くいかなかったから、
「部分生成」という機能を使って今度こそ色んな服を着てみせるぞ~!!
   

   

前回まで

これまで学んできたことは以下の通りだよ!
今回はどんな学びがあるかな!?ワクワクするね!!

今回のもくじ

1.部分生成でファッションチェンジ!

前回は画像生成AIに白いシャツを着たぼくの画像しか学習させていないのに、
プロンプトに白いシャツ以外の服装をするように入力したから上手くいかなかったんだ。

じゃあ、どうすればうまくファッションチェンジできるんだろう?
実は、生成AIには「部分生成」という機能(Inpaint機能)があって、
指定した領域にだけ生成できる機能があるんだ。

今回は上着のファッションチェンジをしたいので、上着の部分だけを領域を指定して、うまくいくかやってみよう!

2.部分生成の方法

部分生成の方法を簡単に説明するね。

これまでと同様にプロンプトを入力するのに加えて、部分生成するときは、
着替えさせたいファッションのテキストと、領域を指定した画像を入力するんだ。

そうすることで、領域指定した部分にだけプロンプトが適用されて生成されるんだ。

3.顔から下全体を領域指定

よーし!まずは、顔から下の領域をすべて指定して生成してみよう。

あれ?指定した部分全体がピンク色になってしまって、思っていたのとちょっと違うなあ。
領域指定の仕方を工夫する必要があるみたいだ。

4.お腹らへんに絞って・・・

指定した領域全体が生成対象になってしまうので、
足とか、腕の先まで色が変わってしまっていたんだ・・・

次は、そのままにしたい部分は指定しないで、
服にしたいところだけを指定して、ファッションチェンジを試してみよう!



生成したい領域だけをちゃんと指定すると・・・
ほら!ぼくの手や足はそのままでファッションチェンジできたね!

5.「濃淡」のバランスを取ろう!

ちなみに、領域指定した部分は濃淡の設定もできるんだ。

「濃」で設定した場合は、生成元となる画像の色や線は無視されて、
「淡」で設定した場合は、生成元の画像の色や線を参照しながら生成するんだ。



ためしに、生成対象領域を「濃」で設定して生成してみよう!

たしかに、指定した領域のなかに「ピンクのTシャツ」が生成されているんだけど・・・
ぼくの体形が無視されたかたちで生成されちゃっているね。

指定した領域の濃淡のバランスも、適切に設定する必要があるんだね!

6.他のファッションにもチャレンジ!

こうやって、部分生成の機能をちゃんと使いこなせば、簡単にファッションチェンジできるんだね!
よーし!手始めにピンクのTシャツだけじゃなくて、他にも試すぞ~!

まずは普段着っぽいシンプルな服を!
みどり色はちょっとパパっぽく見える?



次は花かんむりを付けてみるね!
どう?フラガールみたい??



最後ははっぴを着てみよう!
小耳にはさんだんだけど、
はっぴを着てソーラン節っていうダンスをみんなで踊ったりするんだね!
ぼくも一緒に踊りたいな~~

7.まとめ

今回は2つのことを学んだね!

●部分生成の機能(Inpaint機能)では選んだところに、プロンプトとして入力した画像を生成できる
●適切な生成をするには領域指定だけなく、濃淡の設定も必要

次回は画像生成AIを利用する上での著作権などについて、学ぼう!

サカモト

サカモトからのひと言
(技術担当)

キャレたんは何でも着こなせて、うらやましい限りですね。

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