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北海道の遠別町、浜頓別町、天塩町のいずれの風力発電所も運転開始から約20年経過し、高経年化が進んだことから順次営業運転を終了し、設備の全面的な更新(撤去・新設)を行う工事です。リプレースでは国内最大級となる単機出力4,300kWの風力発電機をそれぞれ1基ずつ設置しました。3基あった風車を1基に集約したことにより発電量の増加と同時にメンテナンスの効率化が期待できます。これにより、年間約10,400トンのCO2削減効果が見込まれます。天塩から浜頓別までは約100㎞弱離れており、かつ運転開始までの予定工程もひっ迫していたことから、三発電所をムリ・ムダなく順序良く効率的に工事を進めていくことに最大限配慮しました。当初予定通り工事を終え、運転開始できたこと、また地球環境保全および持続可能な社会づくりの一翼を担うことができ大変光栄に思います。今後、当該工事と同様の高経年化によるリプレース工事が活性化することが予測されており、ここで得た工事実績、建設技術が活かされていくことを大いに期待しています。
遠別・浜頓別・天塩ウインドファームリプレース 施設用途:風力発電所 所在地:北海道天塩郡遠別町 北海道枝幸郡浜頓別町 北海道天塩郡天塩町 竣工年:2023年東日本大震災により大規模な地盤沈下が発生した石巻市では、下水道(雨水幹線)が脆弱となって道路冠水が頻繁に発生していたことから、地域住民は不安を抱えておりました。本プロジェクトは、泥水式シールド工法により仕上り内径4.25mと3.25mの管渠を掘進し、石巻駅前の国道直下約20m地点で2基のシールド機を接合させて雨水幹線(延長3150m)を整備するもので、施工箇所は非常に複雑な地盤構成であるなど、技術的に難しい課題を抱えておりました。凍結工法による地盤改良などの新技術を駆使し、また、MAEDAの技術力を集結させてこれらの難題を解決し、本プロジェクトを無事完成させたことで石巻市長をはじめ地域住民の方々から多くの感謝の言葉をいただいております。
石巻市石巻中央幹線管渠復興建設工事その2 施設用途:下水道(雨水幹線) 所在地:宮城県石巻市門脇 竣工年:2023年
新東名高速道路は、新名神高速道路とともに東京・名古屋・大阪の三大都市圏を結ぶダブルネットワークを形成する高規格幹線道路の一つです。本プロジェクトは、そのうち未開通区間となる神奈川県秦野市域において、総延長1,355m区間で切盛土工および跨線橋下部工等を築造する工事となっています。
土工事では、3次元レーザースキャナーを用いて、地形の計測・設計データを3次元化し、側道法面の取り合いや構造物との整合確認をしています。また、UAVによる定期的な土量計測、マシンコントロールやマシンガイダンス等のICT重機施工の導入も行い、省力化や機械稼働による作業の効率化及び品質向上に取り組みました。
また、本プロジェクトを含む新東名高速道路の構築により、現東名高速道路の交通量増加に伴う高速性や定時性の低下、老朽化の問題に対応するとともに、現東名道路との適切な交通機能の分担を行うことで、高速道路交通の高い信頼性を確保し、産業・文化・社会経済活動の振興に寄与するものと期待されています。
国が掲げる2030年度のエネルギーミックスにおいて、水力発電は再生可能エネルギーの中でも出力が安定したベースロード電源として需要な位置を占めています。本プロジェクトは、エネルギー政策の基本となっている「S+3E」※を大前提として、既設姫川第六発電所取水堰堤より増量取水し、新規発電所を建設する工事です。また、既設発電所と共用する開閉所・送電鉄塔の直下3.6mに新たな導水路トンネルも施工しました。完成した発電所は、最大30.0m3/s、有効落差102.3m、最大出力27,900kW、年間発電電力量約8,770万kWh/年を発電し、約41,000t-CO₂/年の二酸化炭素を削減するため、カーボンニュートラルへの貢献が期待できます。新規の水路式発電所としては国内最大級の発電量をほこります。
当社は、これまで培ってきた高精度な技術力と徹底した管理体制により、既設発電所や共用への影響を抑制し、無事に発電所を建設することができました。
環境意識の高まりから再生可能エネルギーが注目され、なかでも水力発電は安定した発電が期待できます。本プロジェクトは巨体な堤体を要するダム式に比較して、堰堤からの取水により低コストで環境負荷の少ない流れ込み式水力発電所の建設工事。堰堤工事、導水路トンネル工事、水圧管路工事、発電所立坑工事の発電所建設すべての工事を施工しました。導水路トンネル掘削(5.1km)に極狭小断面(約6m2)のNATM工法レール方式、高低差(有効落差273m)のある水槽工事に長距離圧送のためのコンクリート性状の最適化、水圧管路工事に溶接不要のFRPM管採用等の種々の工夫を重ね、建設コストの最小化を達成しました。河川には希少生物や天然記念物のミズナラ、最大傾斜55.7%の水圧管路は雨水による浸食防止のため法面の早期緑化に取組むなど、自然環境にも最大限配慮しました。
清内路(発)新設工事の内 土木・建築本工事 施設用途:水力発電所 所在地:長野県下伊那郡阿智村清内路 竣工年:2022年 日建連表彰2024第5回土木賞受賞本プロジェクトは、北陸新幹線の延長工事のうち、JR福井駅を起点とする施工延長1,427mの新幹線高架橋工事です。この北陸新幹線の敦賀延伸は、地元の強い要望を背景に、政府方針で3年前倒しの非常に厳しい工期となり、さらに市街地でのJR北陸本線との営業線近接工事という施工条件がありました。工事期間中は、非出水期に限定された足羽川橋りょう区間は、災害級の大雪の影響などによる開業予定時期への影響が危惧されることもありました。しかし、スーパー桟橋※による通年施工の実現や張出架設と側径間の同時施工など技術力とマネジメント力を発揮し、厳しい施工条件化でありながらも工期内での竣工を実現しました。
北陸新幹線、足羽川橋りょう他 施設用途:鉄道橋 所在地:福井県福井市 竣工年:2022年東海環状は、中京圏の自動車物流ネットワークを環状道路にて郊外から都心部への交通を分散導入することを目的とした愛知県・岐阜県・三重県の3県に跨る延長約153kmの環状道路です。本プロジェクトは、3県を環状に連結する高規格幹線道路である東海環状自動車道のうち、岐阜県養老郡養老町にて本線道路建設の基盤である、軟弱地盤の沈下対策・安定化対策に取り組みました。軟弱地盤という厳しい制約条件の中で、当社の高い技術力を最大限に発揮した深層地盤改良工事により沿線地域の発展に寄与しました。
令和2年度東海環状養老海津地区北地盤改良工事 施設用途:道路 所在地:岐阜県養老郡養老町 竣工年:2020年東日本大震災以来、自然災害への防災ニーズが高まっています。本プロジェクトでは、南海トラフ巨大地震に備えた、浜松市沿岸域17.5kmの区間における防潮堤の整備工事を実施しました。ダム技術であるCSG※を核としているのが特徴です。地元の寄付金による地元の思いを叶える事業であり、近隣地域のモデル事業として、当社は統括マネジメントを務め、国土強靱化に取り組みました。
浜松市沿岸域津波対策施設等整備事業浜松防潮堤建設工事 施設用途:堤防(海岸) 所在地:静岡県浜松市 竣工年:2020年/日建連表彰2022第3回土木特別賞受賞恵利原五知トンネルがある磯部バイパスは前後の第2伊勢道路や鵜方バイパスと合わせ地域高規格道路「伊勢志摩連絡道路」を構成します。伊勢志摩連絡道路は、伊勢道から伊勢二見鳥羽ラインを介して一本でつながっており、名古屋・四日市・津から鳥羽・志摩・賢島などに向かう際の主要経路を担っています。本工事は全長1,823m、内空断面積57.8m2のトンネル工事で、トンネル掘削時は周辺環境への配慮として機械掘削と制御発破の併用、効果的な騒音対策の実施を行いました。また覆工コンクリート打設に際してはロングスパンセントルを使用した独自の打設方法を採用し施工しました。伊勢志摩道路完成により地域間交流の促進、災害時の緊急輸送強化など幹線道路としての機能強化が期待されています。
一般国道167号(磯部BP)道路改良(恵利原五知トンネル(仮称))工事 施設用途:道路 所在地:三重県志摩市磯部町恵利原~五知 地内 竣工年:2023年すさみ串本道路は、国道42号の和歌山県東牟婁郡串本町から西牟婁郡すさみ町間における、異常気象時通行規制区間の解消、防災・災害時の代替路確保などを主な目的とした「命の道」と位置づけられた延長L19.2kmの自動車専用道路です。本プロジェクトは、工事延長 237.3mのトンネルを主体とした工事で、社会的課題でもある「建設業の担い手確保・育成」への取り組みとともに、AI等を活用した地山判定手法の確立など革新的な技術開発により、生産性向上に取り組みました。
すさみ串本道路雨嶋トンネル工事 施設用途:道路用ずい道(山岳) 所在地:和歌山県東牟婁郡 竣工年:2021年淀川左岸線(2期)は、阪神高速道路3号神戸線(海老江JCT)から国道423号新御堂筋((仮称)豊崎IC)を結ぶ地域高規格道路であり、近畿圏の広域ネットワーク強化および大阪都心北部地域での交通渋滞の緩和と市街地環境の改善を図ることが可能となります。また、「2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)」の成功に向け、会場となる夢洲への円滑な交通アクセス確保のためにシャトルバス等のアクセスルートとして、万博開催期間中に建設中区間を暫定的に利用できるよう整備を進めています。本工事は淀川左岸線(2期)事業のうち、仮締切堤延長1.2kmを築造する堤防工事であり、高規格道路を築造するにあたり健全な堤防を維持するための工事となっています。工事箇所周辺では「潮だまり」や「干潟」など豊かな自然環境が形成されており、自然環境に配慮した施工が求められました。マグネシウム系中性固化材による軟弱地盤対策工や改良土盛土による河川への影響を減じるPH処理設置、ヨシ等の移植を行うことで周辺環境に影響を与える事なく施工を完遂しました。施工中は潮位変化等の影響を受ける事もあり、まさに「水との闘い」でした。
淀川左岸線(2期)3工区堤防整備他工事 施設用途:堤防護岸 所在地:大阪府大阪市北区中津~本庄西 竣工年:2022年大阪から北九州を結ぶ一般国道2号は地域の重要な路線でありながら、東広島市~広島市間の幅員が狭くカーブや急勾配のため、慢性的な交通渋滞の発生が問題となっています。また、通行止めが発生した場合の迂回路がないという現状です。この問題解決に向け、東広島バイパスと西条バイパスをつなぐ全長7.7kmの安芸バイパス整備が進められています。本プロジェクトは、その中でも熊野川・県道174号線の上空約50mを横断する難工事エリアであり、眼下の県道通行車の安全性確保、大雨による川の氾濫などへの対策など安全対策が特に重要となるものでした。また、当社の高度な施工技術力を駆使することで、PC4径間連続ラーメン箱桁橋(橋長:322m、支間長100m、平面曲率:800m、縦断勾配:4%)と大スパンの曲がりを可能にすることで下部の熊野川・県道の機能性などへの影響を極力減らすことを可能としました。
安芸バイパス熊野川高架橋PC上部工事 施設用途:道路橋 所在地:広島県広島市安芸区 竣工年:2022年高知県は、経済規模の縮小などにより、人口減少・高齢化が大きな課題となっており、交通インフラの整備を通じた地域の生活環境改善、観光需要への対応や地域産業活動の活性化など様々なストック効果が期待されています。そのような中で、高知東部自動車道は、高知県東部地域と高知市および県内各地との広域的交通の高速性・安全性の強化・確保において重要なインフラとなっています。本プロジェクトは、高知東部自動車道のうち、全長700m、内空断面積71.7m2のトンネル工事で、当社開発の「前田覆工マルチ工法」を採用した高度な打設技術により、耐久性を向上させました。高品質で出来栄えの良い覆工コンクリートを施工し、恒久的なストック効果維持に貢献しました。
平成29-31年度五台山トンネル工事 施設用途:道路用ずい道(山岳) 所在地:高知県高知市 竣工年:2020年技術継承・安全性向上・生産性向上は建設業の長年の課題です。本プロジェクトは、一般国道218号高千穂日之影道路における平底トンネル(延長1,665m)の新設工事です。特殊な地層と厳しい制約条件の中で、当社の高い技術力を最大限に発揮し無事貫通させました。技術開発にも積極的に挑戦し、鋼製支保工建込の無人化などの技術を確立しました。ここで培ったノウハウを今後のトンネル・シールド工事に展開していきます。
宮崎218号平底トンネル新設工事 施設用途:道路用ずい道(山岳) 所在地:宮崎県西臼杵郡日之影町 竣工年:2020年/第10回ロボット大賞国土交通大臣賞受賞日本の多くのダムが堆砂による機能低下や老朽化問題を抱えています。また近年台風などの自然災害が増加しています。リニューアル工事はそれらの問題を解決する大きな取り組みのひとつです。本プロジェクトでは発電運用しながら大規模改造する国内初の工事に挑戦しました。
山須原発電所ダム通砂対策工事のうち土木工事 施設用途:発電所 所在地:宮崎県東臼杵郡諸塚村 竣工年:2022年/日建連表彰2022第3回土木賞受賞わが国を取り巻く安全保障環境が、昨今緊張状態となっていることを受けて、南西諸島海域の警戒監視強化のため、奄美大島瀬戸内地区に陸上自衛隊配備計画が進められています。本プロジェクトは、その一環である瀬戸内分屯地における大規模な敷地造成(切土43万㎥、盛土64万㎥他)を行いました。奄美大島瀬戸内地区は、亜熱帯海洋性気候ならではの多雨地域であり、破砕帯を介在する地山掘削および高さ65mの高盛土といった特殊な条件下での造成工事でした。そこで、当社技術力を駆使し、事前調査、設計、施工、監視と一連の作業を実施したことにより、多雨地域である奄美大島に長期安定性が高い切土・盛土を築造しました。
奄美(30)新駐屯地(瀬戸内地区)敷地造成工事(その1) 施設用途:土地造成 所在地:鹿児島県大島郡瀬戸内町 竣工年:2022年
昭和初期の日本住宅建築における傑作といわれる「旧渡辺甚吉邸」(以下、甚吉邸)をICI総合センター(茨城県取手市)内に移築しました。今回の移築は、社会ストックである歴史的建造物を後世に残し活用しながら保存していくという、総合インフラサービスの一環のプロジェクトです。
甚吉邸は港区白金台に建てられた国内の数少ない本格的チューダー様式の洋館であり、当時の住宅建築の最高水準の経験・知見が凝縮された歴史的建造物です。
戦後、大使公邸、貸結婚式場として使い続けられ、維持されてきました。特徴ある装飾を含め当初からの姿がほぼ完全に保たれていたことが特徴です。その後、土地活用を目的として解体の危機を迎えましたが、甚吉邸の保存を求める研究者や有識者の要望に応え、有志によって結成された「旧渡辺甚吉邸サポーターズ」と前田建設工業が「移築活用プロジェクト」を立ち上げ、歴史的建造物の保存に挑戦しました。
現在の建築基準法へ適法し、内外装の意匠を変更することなく、居住性や断熱性能も向上させました。今和次郎デザインの照明器具は、意匠を損なわぬよう細心の注意を払いLED化し、動態保存を目的とした移築復原を行っています。
一民間企業が復原まで行うという奇跡的な動きによってわが国の貴重な近代住宅が後世に残し活用するプロジェクトにより、甚吉邸は2023年2月に取手市初の国の登録有形文化財として認定されました。
世界最大級の国際スポーツ大会の選手滞在施設や仮設観覧席の施工を行いました。大会終了後は賃貸・分譲住宅へ改修と超高層住宅棟(50階)の建設を行っています。
晴海五丁目西地区第一種市街地再開発事業 5-5街区タワー棟 新築工事 施設用途:共同住宅 所在地:東京都中央区 竣工年:2025年(予定)本プロジェクトは、江東区の地域課題である「生活利便施設の不足・児童数の急増」を解決してほしいという地元の要望の下、長らく愛されてきた商業施設跡地に地域共生をテーマとした「住・商・学・広場」を一体で設ける商業施設、集合住宅などの複合開発です。環境・省エネ対策と安全安心な災害対策の実現をめざす住宅棟「プラウドタワー亀戸クロス」のファミリータイプ住戸では、前田建設が開発した、床からの輻射と気流の調和による「快適性」と高効率エアコンによる「省エネ性」を両立する「集合住宅向け床チャンバー空調システム」が全室で採用されています。58,000㎡の面積に136店舗を擁している商業施設「亀戸クロック」は独自のコミュニティスペースを備えており、施設全体で亀戸の記憶を紡ぎ、新しい時を刻む生活創造拠点としてより地元に愛される街となることが期待されています。
亀戸六丁目共同住宅新築工事・亀戸六丁目計画(商業棟)新築工事 施設用途:集合住宅、商店・店舗/ 所在地:東京都江東区/ 竣工年:2022年
東京藝術大学の国際交流棟は留学生が共に学び、交流できる国際交流の拠点となる施設です。本建物の特徴として、環境への配慮や工事騒音の縮減を目的として木造と鉄骨造の混構造の建築としました。単なる混構造ではなくNLT(Nail Laminated Timber)等の国内に例のない床工法を採用しています。採用に当たっては温湿度環境実験を実施し、他にも鉄骨と木造の接合部の耐火実験による安全性の確認を行いました。これらの技術は今後広まっていく大規模木造の一助になると考えています。
また、施設の各所にパブリックアートが掲示されるなど、『共に藝える』をテーマに、アートに満ちた藝大らしい建物となっています。アートの一部に前田建設の作品も展示されています。
経済産業省・スポーツ庁では多様な世代が集う交流拠点として、街づくりや地域活性化の核となるスタジアム・アリーナ改革に取り組んでいます。そのモデル事業のひとつとして、アリーナでは国内初のBTコンセッション方式が採用され、民間活力を最大限に活用し、高いホスピタリティサービスの実現が期待されています。
愛知県新体育館整備・運営に係る建設業務(愛知アリーナ) 施設用途:体育館・観覧場 所在地:愛知県名古屋市 竣工年:2025年(予定)地方都市の地域活性化において、観光客誘致や地域雇用の創出に向けた街の特色作りが求められています。本プロジェクトは、地域の自然や食材を活かした「癒し」と「食」をテーマとした複合温泉施設です。当社は事業者の一員として参画しています。
ヴィソンホテルズ ホテル棟新築工事 施設用途:リゾートホテル・旅館 所在地:三重県多気郡多気町 竣工年:2021年本プロジェクトは、パソナグループ様が挑戦する地方創生事業のひとつで、人が集まる夢のある産業、禅リトリートの体験施設として「禅坊 靖寧」を構え、心身ともに健康なウェルビーイングの実現を提供するものです。山間部の傾斜地という難しい施工条件化において、当社の得意とする木造と鉄骨造のハイブリッド構造の施工力を活かした建設を担いました。木造では異例となる最大21mスパンを無柱とし、先端は12mのキャンチレバーという、構造上もデザイン上も類を見ないつくりで、自然と一体となった解放感ある空間を実現しました。これにより、2階の屋外デッキで、大自然に囲まれ座禅やヨガを体験できる施設の実現に貢献しました。
空中禅道場新築工事 施設用途:宿泊施設 所在地:兵庫県淡路市 竣工年:2022年規制緩和により実現された高さ制限や容積率の緩和を活かして、福岡市の中心部である天神地区で、これまでにない公共空間と高層建築を実現し、アジアの拠点都市にふさわしい新たな都市景観を創出しました。建物の角を「ピクセル」状に大きく削り取りとることで、街をつなぐコーナー部にヒューマンスケールの広場を生み出すとともに、高層部ではセットバックによる変化のあるスカイラインと今後につながる連続する壁面線を生み出しています。地元出身の世界的な建築家により生み出されたアイコニックな建築は、福岡の活気に満ちた独自文化を反映した、ユニークな景観形成の先駆けとなることが期待されます。
天神ビジネスセンター新築工事 施設用途:一般事務所 所在地:福岡県福岡市 竣工年:2021年本プロジェクトは、ESRとして九州地方初プロジェクトであり、九州の東西南北を結ぶ交通結節点で物流の要所である「鳥栖JCT」付近に位置し、九州全域への配送を可能にする施設の新築工事です。サステナブルな物流施設を目指したこの施設は、環境負荷低減にも配慮したCASBEE(建築環境総合性能評価システム)A ランク評価基準を満たす建築計画を行っています。全館LED照明、トイレ・共用部に人感センサーを設置するなど環境配慮型照明システムを導入し、断熱性能の高いサンドイッチパネル、ヒートポンプ式空調、節水器具など省エネルギーの設備機器を積極的に採用しています。また、地震・水害への対策やBCP対策も強化し、安心安全な物流施設としても期待されています。
ESR福岡甘木ディストリビューションセンター新築工事 施設用途:流通施設 所在地:福岡県朝倉市 竣工年:2022年
本ビルは、博多駅前の福岡県総合庁舎跡地を有効活用する公民連携(PPP)プロジェクトとして、事業者公募により選定されたJR九州・福岡地所・麻生からなる地元企業グループにより開発されました。
建物のデザインは、世界で多くの実績を持つ建築デザイン事務所「シュミット・ハマー・ラッセン・アーキテクツ」(デンマーク)が手掛けており、地域の成長と発展を象徴する、地域のランドマークにふさわしいデザインとなっています。ベンチや緑を配置し日常的な賑わいを創出するピロティ広場、伝統工芸品の展示スペースを備え地元福岡の文化・芸術・歴史が持つ魅力を発信するエントランスホールなど、地域のランドマークとして入居者・来訪者・地域の方々に親しまれる空間を提供しています。
また、敷地外周や壁面を利用した緑化計画による潤いある歩行空間や福岡県産木材を使用したエントランスなどの採用により地域の環境負荷低減を図るとともに、制振ダンパーによる地震時の安全性確保と生活必需品を備蓄した防災設備倉庫の設置により緊急時には一時避難場所としての機能を果たすことができ、より快適で安全な都市機能の向上を実現する建物となっています。
この様に「コネクトスクエア博多」は、博多駅周辺の都市機能向上と活性化を図る官民連携プロジェクト「博多コネクティド」に貢献するオフィスビルとして、博多駅周辺のまちづくりの一翼を担っています。
令和5年6月3日午前1時、国道16号八王子バイパスで土砂崩れが発生しました。当社は国土交通省相武国道事務所から出動要請を午前4時20分に受け、5時過ぎには当社職員5名と作業員12名からなるチームを結成し現場に到着し、国交省からの作業開始指示を受け、順次、10tダンプ、タイヤユンボなどの重機を投入し、当社の担当である崩れた間知石撤去運搬、伐採、路面清掃の業務にあたりました。
6月4日午後15時には路面清掃まで完了し、被災発生から40時間後の17時には、上り線(横浜方面)の2車線と、下り線(埼玉方面)の1車線の通行止めを解除下り線を1車線通行を午後17時に確保することができました。当社の特徴である地域密着と機動力が発揮され、地域の安全安心に寄与することができました。
代々木公園バスケットボールコートは2005年に㈱ナイキジャパンより東京都に寄贈されました。翌年の2006年にはNBAプレイヤーの故コービー・ブライアントより観戦用ベンチが寄贈され、当社ではそのベンチの設置工事を担当いたしました。
今回、二度目となるリフレッシュ工事では、発注者がクラウドファンディングにて支援を募りました。このコートを愛するプレイヤーの熱い想いにより、歴史ある当施設のリフレッシュ工事を実施することができました。今回は今までにない複雑なデザイン、カラフルな色彩の再現が課題となりましたが、CGからの型紙おこし、現地での墨出し精度を高めること、塗装では下塗りに1層白色塗りを入れることで色彩の発色を高めることができ、デザイン案の忠実な再現ができました。
協力会社や関係者の知恵と技術力により、オープニング大会に間に合わせることができました。
国道414号 四国の松山自動車道において、松山ICから川内IC間で地域経済活動活性化、医療活動支援、災害時救急活動支援などの整備効果を期待し、東温スマートインターチェンジを新設する事業です。
大きな特徴として、西日本で2箇所目となる環道型退出路を採用した、本線直結型のスマートインターチェンジとなっています。
本工事は、用・排水溝から着手し、コンクリート舗装、アスファルト舗装、安全施設関係といった様々な工種が混在する中で、道路として最終の仕上げを担い、施工しました。
私たちの何気ない日常の新たな道として、無事に開通することができました。
国道414号 河津下田道路は、高規格幹線道路『伊豆縦貫自動車道』の一部を構成する自動車専用道路です。当該地区の緊急輸送道路確保、救急医療活動支援、観光支援、交通渋滞緩和の4つの整備効果を期待し、2012年度に事業化されました。
本プロジェクトは、国の基幹施策でもある、防災・減災、国土強靱化を目的とした5ヶ年加速化対策の一つです。伊豆半島南端部の下田市と河津桜が有名な河津町との境界付近に河津逆川ICを構築するものでした。
前田道路は、本線土工部をスリップフォームペーバによる連続鉄筋コンクリート舗装による長寿命化、ランプ部は雨天時等の安全対策のために排水性舗装にて施工しました。
前田道路では、アスファルト合材の中温化技術であるFA技術(機械式マイクロフォームド方式)を使用して製造されたアスファルト合材(当社名称:LEAB(レアブ))の販売を推進しています。FA技術を活用することで、アスファルト合材の製造温度低減によるCO₂排出量削減を図るとともに、将来的に供給が懸念される地域へのアスファルト合材の持続的供給を可能にすることで、地域課題の解決に挑んでいきます。
また、低炭素合材の販売を通じて、自社の企業活動におけるGHGの削減へ取り組んでいます。低炭素合材とは、従来方式よりもCO₂排出量の少ない製造手法によって製造されたアスファルト合材の総称のことです。低炭素な製造手法には、バイオマス燃料、RE100電力、FA技術、蓄熱式脱臭炉などがあります。お客様と価値を共有し、サプライチェーン全体で低炭素合材を評価していただくことにも取り組んでいきます。
建設機械搭載型レーザスキャナによる出来形管理システムは、舗装工の3次元出来形管理をリアルタイムに行う技術で、取得データは維持管理段階のBIM/CIMとしても活用できます。本技術は、国土交通省による令和2年度「i-Construction大賞」の優秀賞を受賞するなど、建設現場の生産性を向上させる技術として大きく注目されています。
国立競技場は1958年に東京に設立され、2020年の東京オリンピック等、様々なスポーツ競技に使用されてきた、日本を代表する歴史のあるスタジアムです。世界的に見ても、5万人を超えるキャパシティを有するこの規模のスタジアムが、これほど好立地に存在する事例はなく、優先交渉権の獲得は極めて稀な機会と言えます。 本事業ではこのような機会を活かし、国立競技場をスポーツ振興の中核拠点として運営するとともに、日々人々が集まり長く愛されるスタジアムとすることを目指します。また、効率的な運営や利用促進による収益拡大等を図り、国民の利益に繋げることを目標としています。
株式会社NTTドコモを代表企業とする、前田建設工業株式会社、SMFLみらいパートナーズ株式会社、公益社団法人日本プロサッカーリーグの4社で組成されたコンソーシアムにおいて、様々な創意工夫により国立競技場を起点として生まれる人と人との繋がりによる幸福「Social Well-being」の実現を目指します。
世界トップレベルのビジネスモデルの導入、スポーツの聖地として国内スポーツの発展の牽引、交流を生み出すエンターテインメントイベントの開催等、新たなスポーツ・エンターテインメントコンテンツを創り出し、世界トップレベルのナショナルスタジアムへと改革してまいります。
事業名称:国立競技場運営事業等 施設用途:スタジアム・アリーナ 所在地:東京都新宿区 事業期間:30年(2025年4月開始予定)本事業は、PPP/PFI推進アクションプラン※に基づき国が支援する6つのコンセッション事業の内のひとつで、一処理区の処理場、ポンプ場、管路の全てについての維持管理から更新までを含む国内初のスキームであり、全国の小規模地域のモデル事業として注目されています。民間事業者の経営ノウハウや先進技術、創意工夫を取り込んだ中長期的な投資戦略の改善、収支バランスの取れた下水道事業の実施と持続可能性の向上、三浦市の魅力向上に資する下水道事業などの潜在的な価値創出の達成を目的としています。
本事業の課題としては、三浦市の人口が減少局面を迎えることから、一部の施設・設備が過大であるため採算性の確保が困難な点や、対象施設の老朽化や汚水量減少に伴い、今後の改築コスト増加への対応が必要とされる点が挙げられます。これらに対して、重要事項である「経営の最適化」「技術の高度化」「地域との協働」に沿った施策の展開、および新たに構築するデジタル情報基盤を通じたデータに基づく運営により、課題解決を目指します。
事業名称:三浦市公共下水道(東部処理区)運営事業 施設用途:公共下水道 所在地:神奈川県三浦市 事業期間:20年(2023年4月開始)国や地方自治体の財政状況が逼迫する中、高度経済成長期に整備された膨大な数のインフラが一斉に更新期を迎えることで現在の公共サービスの維持が困難となり、人々の生活に支障が生じることが懸念されています。当社はこのような社会課題を解決するため、日本工営株式会社、西日本電信電話株式会社、東芝インフラシステムズ株式会社と共同で、経済産業大臣から許認可を受けて運営する日本初の工業用水道コンセッション事業「大阪市工業用水道特定運営事業等」を実施しています。
本事業は浄水場、配水場施設の運転・維持管理や、管路の維持管理・更新、利用者からの料金収受など、事業全般をワンストップで行います。健全な事業経営を目指して、管路の状態監視保全システムを活用した更新と修繕のベストバランスの実現による費用低減や、新しい料金プランの設定による収益向上などの施策を実施しています。
これらの施策を収益基盤・費用構造・運営体制の3つのサステナビリティ戦略とし、事業期間中に最適モデル化し、100年後も大阪市工業用水道事業を持続的に支える大阪工水モデルの確立を目指すことで、多様な水事業への対応力を強化します。さらに、大阪工水モデルを全国の工業用水道事業者へ発信することを目標としています。
事業名称:大阪市工業用水道特定運営事業等 施設用途:工業用水道 所在地:大阪府大阪市 事業期間:10年(2022年4月開始)再生可能エネルギー事業の推進は、脱炭素社会の実現において不可欠です。また、直近では国際情勢の影響からエネルギー価格が高騰し、再生可能エネルギー事業の位置付けはさらに重要なものとなっています。このような社会情勢を見据え、当社は石油資源開発株式会社、四電ビジネス株式会社、新光電装株式会社と共同で、愛媛県大洲市にて木質バイオマス発電事業を実施することとなりました。
バイオマス発電は、カーボンニュートラルの実現に貢献する発電方法として、近年、国内での開発が急速に進められている再生可能エネルギー発電事業のひとつです。また、本事業は当社初の大型木質バイオマス発電事業であり、燃料には年間20万tの木質ペレットを使用する想定です。燃料調達ではFSC認証取得済みの現地サプライヤー(主に東南アジア)から継続的・安定的に燃料を供給できる体制を組み、持続可能な事業活動を実現します。
また、当社元請け工事としても、初の大型バイオマス発電事業の受注となりました。2022年6月に着工し、2024年7月末に竣工、同年8月から売電を開始しています。
事業名称:大洲バイオマス発電事業 施設用途:バイオマス発電所 所在地:愛媛県大洲市 竣工年:2024/7/1 事業期間:20年(FIT運転期間) (2024年8月開始)生産年齢人口減少による労働力不足という社会課題の解決に向けて、製品のICT化やIoT化に取組み、現場の省人化や効率化に貢献しています。 当社が取り扱うICT建設機械は、建設工事における測量から検査までの一連の工程で3次元データを活用し、総合的な建設現場管理システムを実現します。全てを「見える化」するこのシステムは、現場を自動化し安全性と生産性の向上を創造するとともに、労働力不足の課題解決にも貢献しています。また、自社開発製品についても同様にIoT技術の導入により、遠隔での操作や監視等を可能とし、省力化や効率化に貢献しています。今後もICTやIoT技術を駆使した製品の市場導入により、労働力不足という課題解決に取り組んでいきます。
建設機械マーケットとして最大規模を誇る北米市場においてシェア向上を目指すため、2022年に米国ヒューストンに子会社「マエダアメリカ」を設立しました。マエダアメリカ設立以降、これまで培った事業ノウハウを活かしながら、北中米エリアでは米州を中心に自社開発クレーンのシェアを拡大しています。また、機械の場所や稼働状況を一元管理できる「M Link」というシステムを開発し、お客様のサポート体制を強化しています。引き続き、ディーラー網の拡充や新機種の販売促進等により、海外市場における更なる拡販を目指します。
持続可能な社会の実現に向け、環境規制への対応や電動化、低騒音などの機械の需要が世界的に高まっています。
これまで世界各地の排ガス規制に準拠した各種機械を提供し、環境負荷低減に貢献してきました。2020年度に発売した、リチウムイオンバッテリーを搭載したかにクレーンは、エンジン仕様に遜色ない性能とコンパクトさを確保しながらゼロエミッションを実現し、環境負荷低減に貢献しています。現在、大型のかにクレーンやクローラクレーンのバッテリー仕様の開発を進めています。環境負荷に配慮した商品の開発を通じて、持続可能な社会の実現を目指します。
持続可能な森林の整備と木材活用に注目が集まる中、林業分野では人手不足や機械化の遅れが課題とされています。前田製作所はその課題解決のために、林業向け自社製品の開発に取り組み、第1弾として林内にワイヤを張りめぐらせ木を運び出す油圧式の集材機を開発しました。そして、更に林業分野の機械需要に応えるべく、この度、走行集材機械「フォワーダ」を開発しました。このフォワーダは、トラックが進入できない林内で伐採した木材の運搬に役立ちます。また、過酷な林内作業での作業者の安全と快適性に配慮した設計となっています。
これまで培った技術を生かしながら、機械化が求められる林業分野での事業拡大を図り、機械化を通じて、森林整備や木材活用を強力にサポートできるよう積極的に取り組んでいきます。
パリにて開催された、世界的ファッションブランド「リック・オウエンス」のファッションショーで、かにクレーンが使われました。かにクレーンのコンパクトさ、フレキシビリティが、建設現場だけでなく、こうしたアート・ファッション表現の場においても力を発揮しました。インフロニアのSNSにてその様子はご覧いただけます。
FBS・前田建設共同事業体は常総市が保有する公共施設(65施設)などの保守管理や法定検査等の包括業務を2020年4月から開始しました。従来の施設管理は紙により記録していましたが、現地でのタブレット入力、クラウド上での蓄積・一元管理など、効率化を図っています。さらに蓄積したデータは、施設利用情報などと統合・分析し、今後の施設マネジメントの最適化に活用できます。FBSの建物総合管理ノウハウと前田建設のエンジニアリング力、地域の企業の機動力とネットワークを結集させ、各々の強みを活かした質の高い施設維持管理サービスを提供しています。
JM・FBS・前田建設共同事業体は、2022年4月より、埼玉県鴻巣市が保有する公共施設(118施設など)の包括管理業務を開始しました。本業務では、業務水準の統一、保守管理の質の向上、業務の効率化を図り、持続可能な公共施設の管理運営を実現します。そのため、巡回点検、作業の電子化、施設別カルテ、マネジメントセンターの導入を図り、不具合の未然防止を徹底します。また、鴻巣市とのデータ共有を進め、業務負担縮減に貢献します。2022年度は、同市が進めるデジタル田園都市国家構想推進交付金事業を支援し、先進的なファシリティマネジメントの基盤構築を図ります。
JMは、地域活性化事業に関する取り組みを積極的に進めています。静岡県の伊豆半島にある函南町では、地元企業とともに、道の駅「伊豆ゲートウェイ函南 川の駅」を運営しています。万一の災害時には、災害復旧の拠点「防災ステーション」となり、平常時は狩野川の水辺の自然を活かした「憩いの場」となる施設です。私たちはこの施設の運営を通じて、地方での雇用創出、地域活性化に貢献しています。
日本政府が目指す2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、電気自動車(EV)の普及はさらに加速することが予想されます。JMではEV充電設備の設置を進めており、累計設置件数は4万件を超え、国内実績数No.1となりました。
現在、和歌山県と三重県の県境を流れる熊野川に橋梁を架設する工事を担当しています。
同橋梁は公共交通の利便性向上の他、南海トラフ地震の避難場所としての役割も担っており、工事を通してインフラ整備の重要性を肌で感じています。プライベートでは、同じ前田建設の土木系職員と結婚し、7月に第1子が誕生しました。産後は妻も復職し、共働きで子育てと仕事を両立したいと話し合っていますが、転勤に伴う保育施設の途中入園は、定員に空きがなく断られるケースもあるらしく、子育て支援制度の充実が必要だと考えています。今後、企画関連の仕事に携わるチャンスがあれば、子育て支援制度の一環として企業内保育所の導入に挑戦したいと、夫婦共々意気込んでいます。
入社後8年間の現場勤務の後、2022年から初めて内勤として現場支援業務を行っています。並行し、学生の就職活動をお手伝いするリクルーターとしても活動しています。より多くの学生に建設業について興味を持ってもらうためには、業界全体の魅力を高めていくこと、働きやすさ・働きがいの追求とその取り組みや成果を伝えていく事が重要だと感じています。
プライベートでは、前田建設の土木系職員と結婚し、夫婦共働きで子育てに奮闘する日々を送っています。建設業での子育てと仕事の両立は、他業種と比較すると勤務地や労働時間等解決すべき課題が多岐にわたっている分、ワークライフバランスの向上・ダイバーシティ推進の伸び代が大きい業界です。私たち夫婦は、現場監督の労務時間短縮、場所を限定しない(育児や介護と両立できる)働き方を目指して新設された工務センターという現場支援部署に所属しています。今後、働きやすさ・働きがいを追求することで、より魅力的な建設業づくりに貢献していきたいと思います。
入社以来、構造設計部で主に鉄骨造の構造設計を行っています。建物の基本計画から実施設計、そして現場監理まで行うため、ひとつの建物に比較的長く携わることができます。
自分が設計した建物が様々な職種の方々の手を借りて実際に建てられ、人々に使われるようになることにやりがいや達成感を感じています。一方で、建物を使用する人々の命を守ることに直結する職務であるため、ミスが許されないプレッシャーもあります。
所属部署だけでなく他部署の皆さんから助言やサポートを受け学びの毎日を送りながら、日々検討を進めています。今後も経験を積み、より良い建物を設計することでインフロニアグループの一員として社会へ貢献していきたいと考えています。
直近の2年半、大型商業施設の建設現場における工事施工に従事しています。自分が担当した商業施設内のキッズパークが地元保育園の散歩ルートになったり、学生・子育て夫婦・年配の方々が商業施設に買物に来てくれるのを見て、建設という仕事を通して地域住民の方々とつながった気がしました。今後もインフロニアグループの一員としてリーダーシップをとっていく意識をもち、愛され続ける建物を造ることで社会へ価値を生みだしていきたいです。また、入社して以来女性基幹職員が増えつつありますが、まだまだ比率が低いと感じています。今後さらに、女性が働きやすい環境を構築するため、よく考えて、よく周りを見て、強みを見出していきたいと思います。
現在、建築設計部門の中でも共同住宅やホテルなど「暮らす・滞在する」といった建物用途の担当グループに所属しています。
設計業務は、図面をまとめる仕事はもちろんのこと、建物が完成するまでの工事期間も監理者という立場で工事に関わります。発注者や現場職員と意見をぶつけ合いながらベストを突き詰めていくことは大変ですが、非常にやりがいを感じています。また、数年後に携わった建物に電気が灯り、人が生活している様子やたくさんの人に利用されている様子を見ると胸に迫るものがあります。
近年、物件が大規模化していることもあり複数人で物件を担当する機会が増えています。若手を含め相手をリスペクトしながら意見をぶつけ合い、より良い建物を提供できるようなグループを目指しつつ、虎視眈々と建築設計部門のトップを狙います!
現在、晴海再開発事業に従事しています。建設業の魅力は、何もないところから世に一つだけ物を創り上げる事で、最後に足場が解体したときの感慨は格別です。自分で工事計画を立て、その計画が順調に進んでいくことや、協力会社の職人さんたちと時には喧々諤々としながらも打ち合わせを重ね、同じ方向性を目指して進むことにやりがいを感じます。
建設は社会基盤を支える存在ですので、発注者だけでなく多くのステークホルダーに喜んでいただけるような価値を生み出す建物を造っていきたいと思っています。建設に関わった誰もが自信をもって送り出す建物を社会に提供することを通じて、関係者のモチベーションや業界のイメージ向上により、建設業の活性化につなげていきたいです。
将来皆が憧れる現場所長となれるよう頑張ります!
2021年4月より府中市発注の府中市道路等包括管理事業(東地区)の業務に従事しています。本業務は、府中市全域を3つのエリアに分けて、各エリアにおける道路点検や維持管理を複数年で民間事業者のグループに一括で委託するものです。前田道路は、最大エリアのグループ代表企業であり、私は業務統括責任者という立場でグループのマネジメントおよび全地区のまとめ役として、日々の業務に取り組んでいます。本業務の最大の特長は「性能規定」であり、民間事業者の創意工夫を発揮できることです。本業務に携わって2年以上になりますが、本業務で導入している維持管理システムに登録された日常管理データを駆使し、民間の活力を最大限に発揮しながら予防保全型管理を実践しています。引き続き、安全安心な道路をお届けし、社会の期待に応えていきたいと思います。
埼玉県八潮市発注の道路維持管理業務について簡単に説明させていただきます。業務内容は市内全域の道路(309.2㎞)をパトロールし、当社のマイルドパッチを利用して路面の維持・補修工事を行うもので予防保全型管理に該当します。以前は市役所が苦情の受付から補修までを一貫して行っていましたが、当社が「道路維持の担い手確保」と「戦略的な予防保全型管理」を提案・実行し、かつLCC(ライフサイクルコスト)削減のために制度設計から携わることで、道路維持管理業務委託を実現化し現在に至っています。今後は地元の優位性を最大限に活かし、道路の除草業務や付属施設の管理まで業務の裾野を広げることで、「総合インフラサービス企業」として、その一役を担っていきたいと考えております。
2021年2月より大洲バイオマス発電事業の開発・運営に従事しています。SPC(特別目的会社)代表企業の社員として、様々な関係者と協議、調整しながら、より良い会社の運用体制を日々検討しています。
当社が事業主の立場で行う業務には、プロジェクト成立に向けて自分で考えて必要な道筋を立てて進めていくものもあり相当な忍耐を要しますが、検討を重ねたルールや体制が実際に運用された際は、大きな達成感を味わうことができました。当事業戦略部門は、多様な経験や知識を持った人財や、インフラの開発・運営ノウハウを有していることが強みであり、これらを競争力としてプロジェクトを推進しています。私も引き続き知識の拡充に努めることで、プロジェクトへ貢献していきたいと思います。
現在、三浦市の下水道コンセッション事業の運営サポートに携わっています。この事業は、前田建設を代表企業として企業5社でSPC(特別目的会社)「三浦下水道コンセッション株式会社」を構成し、三浦市の下水道事業を20年間にわたり運営するものです。三浦市への事業応募の段階で各社がアイデアを出し合いつくりあげた提案を、自分たちの手で形にしていく過程は、容易ではありませんがやりがいを感じます。インフラの中でも、「水」は私たちの生活に不可欠なものですが、事業の持続性を脅かす要因は全国共通で存在します。
これからもコンセッション事業を通じ、水事業をはじめとする様々なインフラを取り巻く問題に取り組み、未来あるインフラの構築に挑戦していきたいと思います。
三重県の桑名営業所で、コマツ製品の販売・レンタルを担当しています。
営業担当となった当初は、製品の価格競争で悩むことが多く、お客様に購入していただくためには、安く提供することが近道と思っていました。しかし、ある時、お客様に「他社よりも価格は高いけれど、コマツの機械は現場の未来が創造できる。」と言われたことがあります。その言葉をきっかけに、価格以外の付加価値のある提案をするように心掛けています。
今後もより一層、建設現場の生産性向上にむけたICT機械や、カーボンニュートラルの実現に向けた電動製品などの提案を行っていきます。そして、お客様が欲しいと思えるモノやコトにアプローチができるよう、お客様の立場に寄り添うことを大切にしていきたいです。
これからもインフロニア・ホールディングスの一員として、建設機械を通じ社会に貢献していきます。
現在、「かにクレーン」の新機種開発を担当しています。車体重量の制限がある中で、より重い物をより高い場所、遠くの場所で吊りたいというお客様の要望に応えるべく日々尽力しています。また、弊社ではこれまでに経験のない機能・構造にも取り組んでいます。前例がない為、うまくいかないことも沢山あり、トライアンドエラーを繰り返して一つずつ課題をクリアしていく毎日を過ごしています。大変なことが多い設計業務ですが、新しいことにチャレンジできる今の環境にとても感謝し、失敗しても、その原因究明と対策、次につなげる為には何を改善すればよいのかを考えさせてもらえる環境のおかげで様々なことに挑戦できています。チームのメンバーと協力しながら、新しい製品をつくり、その製品がお客様の元へ出荷されるその瞬間の感動をモチベーションにして、今後も新製品を生み出していきたいです。