労働慣行
方針・考え方
インフロニアグループは、人権方針において、「労働時間・賃金:同一労働同一賃金の原則を尊重
し、最低賃金を超えて生活賃金を上回る適切な賃金を支払い、並びに適正な労働時間管理による責任ある労働慣行を形成する。」と定めています。建設業においては、2024年4月より時間外労働の上限規制が適用されることから、時間外労働の抑制が喫緊の課題です。当社グループにおいては、店社の工務センターによる人的、技術的支援の拡大や朝礼、夕礼その他会議の効率化、勤務形態の最適化等を通じて対策を推進しています。
「道路業界初の完全週休2日制」の推進
前田道路は2025年度から完全週休2日制を導入し、社員が確実に休日を取得できる職場づくりに注力しています。道路業界では前例のない、これまでの業界の常識を覆す取り組みです。
完全週休2日の実現に向けて社外への丁寧な説明を重ねるとともに、トップメッセージの発信や業界紙に啓蒙ポスターを掲載しました。また、「未来のための決断 完全週休2日」というスローガンを見積書やメール署名などあらゆる場面で掲げ、社員だけでなく関係者の方々にも強くアピールしています。社内に向けては、休みやすい環境整備と並行して、休日取得に関する個別の事情を聞き取り、現状を正確に把握することにも努めています。結果として「休むのが当たり前」という意識が徐々に浸透しつつあります。
土日出勤者の割合は前年比で半減して3%、振休と代休の取得率は98%を超えるなど確かな成果が表れており、より働きやすく魅力ある企業であるための挑戦は続くと考えています。
当社グループの各労働組合では、以下の通り労働条件の維持・改善や経済的地位の向上を目的として賃金や労働時間などの労働条件の改善を図る活動を行っています。
労働組合に関する考え方
当社グループは、人権方針において、事業活動を行う国・地域において適用される法令に従って、結社の自由と団体交渉の権利を尊重しています。結社の自由や団体交渉の権利が国際人権基準を満たさない各国・各地域の法令により制限されている場合は、社員との対話の代替手段を確立することによって、これらの権利を尊重する方法を追求する旨を定めています。
当社グループの各労働組合では、以下の通り労働条件の維持・改善や経済的地位の向上を目的として賃金や労働時間などの労働条件の改善を図る活動を行っています。
前田道路労働組合
前田道路労働組合
中央執行委員長
田邉 克実
前田道路労働組合は、従業員の過半数を上回る1,907名が加入しております。組合員満足度調査を年一回実施し、組合員の満足度を定点観測しており、調査結果をもとに組合員のモチベーションを向上させるための施策や、労働条件・労働環境の改善に向け、労使にて建設的な協議を年に複数回行っております。
| 昨年度の活動・取り組み内容 |
| 8月~翌年8月 |
本部オルグ(74分会) |
| 9月 |
組合員満足度調査 |
| 11月 |
冬季一時金に関する労使協議 |
| 2月 |
冬季応援者オルグ及び慰労会(8支部) |
| 4月 |
賃金等、制度に関する労使協議 |
| 5月~6月 |
支部労使協議(11支部) |
JMITU(日本金属製造情報通信労働組合)
前田製作所支部
前田製作所労働組合
委員長 宮﨑 和彦
前田製作所労働組合は主に春闘、秋闘、一時金交渉を通じ、会社側へ適正な処遇改善を求め、日々活動しております。人数は30人弱と決して多くはありませんが、労働者の声を会社に具体的に届け、建設的な労使関係を築きながら会社の健全な成長と社会の発展に貢献することを目指します。物価が高騰する厳しい状況ですが「働く喜び」を実感できる職場づくりを推進していきます。
| 昨年度の活動・取り組み内容 |
| 6月 |
団体交渉(夏季一時金) |
| 9月 |
定期大会、団体交渉(秋闘) |
| 11月 |
団体交渉(年末一時金) |
| 3月 |
団体交渉(春闘) |
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衛生委員会
インフロニアは労働安全衛生法の定めに基づき、グループマネジメント担当執行役を委員長とし、産業医、衛生管理者、各部門の労働衛生の推進を担当する職員からなる委員で構成される衛生委員会を設置しています。
衛生委員会は毎月1回開催され、従業員の労働衛生及び労働時間の適正管理について調査、審議し、従業員の健康や職場環境の改善を図ることを目的としています。議事録については全従業員が閲覧可能であるイントラネットに掲載をしています。