汚染防止

基本的な考え方

インフロニアグループは、事業基盤である自然資本の持続可能な利用と共生に向けて「気候変動」「資源循環」「生物多様性」「汚染防止」「水の安全保障」などの分野を軸に、長期的な視点での取り組みを進めています。加えて、インフロニア独自の「地球への配当」を通じた諸活動を推進しています。

汚染防止

有害物質の管理

当社グループは、建築・土木・舗装施工時、砕石・合材製造時、建機製造時等法令に基づき適正な管理を実施しています。PRTR対象化学物質使用量の管理、排水の適正な処理や、土壌汚染の未然防⽌・影響の軽減・回避等の管理を行っています。不適切な管理が発生した際のレピュテーションリスクにより、ビジネスの機会を失うリスクが想定されるため、今後も継続的な管理を行います。

2023年度事例:水中のPFOS・PFOA吸着処理システムの開発

前田建設は、有機フッ素化合物(PFOS・PFOA)を除去する水処理装置を開発しました。本装置は、「除濁装置ユニット」と「イオン交換樹脂塔ユニット」から構成され、汎用車両に搭載して運搬が可能です。「除濁装置ユニット」で水中の浮遊性物質を除去し、「イオン交換樹脂塔ユニット」でPFOS・PFOAを除去します。今後、PFOS・PFOAの検出事例は全国で増加が予測されるため、この技術を積極的に展開する予定です。

「除濁装置ユニット」と「イオン交換樹脂塔ユニット」の写真

環境法令の遵守状況

2022年度の環境法令違反件数は3件でした。

環境法令違反件数

範囲:インフロニアグループ

(単位:件)

2018年度 2019年度 2020年度 2021年度 2022年度
水質 0 0 0 0 0
大気 0 0 0 0 1
廃棄物 1 1 0 1 2
その他(振動等) 0 0 1 0 0
合計 1 1 1 1 3
※ 環境法令件数には、下記のものを含む。
「書面による行政指導を受けた事項」「行政から始末書の提出を求められた事項」「行政から勧告を受けた事項」「過料を受けた事項」「過料以上の罰則を受けた事項」

環境

環境マネジメント 気候変動 循環経済 汚染防止 生物多様性 生物多様性タイムライン 水の安全保障 環境データ