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2022.08.29
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当社初のグリーンボンド発行に関するお知らせ

 インフロニア・ホールディングス株式会社(本社:東京都千代田区、社長:岐部一誠)はグリーンファイナンス・フレームに基づき、当社初のグリーンボンド(以下「本社債」)を発行することにいたしましたので、お知らせいたします。

1.本グリーンボンド発行の目的及び背景
 2021年10月1日、前田建設工業株式会社、前田道路株式会社及び株式会社前田製作所は経営統合により持株会社体制へ移行し、インフロニア・ホールディングス株式会社を設立しました。当社グループは建築事業、土木事業、舗装事業、機械事業及びインフラ運営事業等を幅広く展開しております。グループ全体で「脱請負」の更なる加速を目指し、インフラの企画提案~建設~運営・維持管理に至るまでをワンストップでマネジメントし、加えてデジタル化戦略や技術開発、人材育成等の協働推進により経営基盤強化に取り組んでおります。また、当社グループは、これまでも再生可能エネルギー事業など、事業を通した環境課題・社会課題の解決に積極的に取り組んできました。引き続き、脱炭素社会の実現や持続的かつ自立型の地域づくりに繋がる事業の推進及び拡大を通じて付加価値の向上を図り、企業のサスティナブルな成長と持続可能な社会の実現を目指します。

2.本グリーンボンドの概要
名  称    インフロニア・ホールディングス株式会社第1回無担保社債(社債間限定同順位特約付)(グリーンボンド)
発行総額    100億円(予定)
発行年限    5年(予定)
発行時期    2022年9月以降(予定)
資金使途    以下のプロジェクトに係る新規支出及びリファイナンスに充当予定
     ・ 愛知県新体育館の建設
     ・ 大洲バイオマス発電所の建設
ストラクチャリング・エージェント    大和証券株式会社
主幹事証券会社    大和証券株式会社、みずほ証券株式会社、野村證券株式会社、東海東京証券株式会社
※「ストラクチャリング・エージェント」とは、SDGs債の発行にあたって、フレームワークの策定や第三者評価取得に関する助言等を通じて、SDGs債の発行支援を行う者のことです。

3.グリーンファイナンス・フレームワークの策定及び第三者評価の取得
 本社債の発行にあたり、「グリーンボンド原則2021」、「グリーンローン原則2021」、「グリ―ンボンドガイドライン(2022年版)」及び「グリーンローンガイドライン(2022年版)」が定める以下の4つの要件に適合するグリーンファイナンス・フレームワーク(以下「本フレームワーク」)を策定しました。
  ① 調達資金の使途
  ② プロジェクトの評価及び選定のプロセス
  ③ 調達資金の管理
  ④ レポーティング
■インフロニア・ホールディングス グリーンファイナンス・フレームワーク
https://www.infroneer.com/static/pdf/greenfinanceframework.pdf

 また、本フレームワークに対する第三者評価として、株式会社日本格付研究所(JCR)より、「JCRグリーンファイナンス・フレームワーク評価」の最上位評価である「Green1(F)」の評価を取得しております。
■JCR評価レポート
https://www.jcr.co.jp/greenfinance/

4.調達資金の使途
 本社債の発行により調達した資金は、以下の適格クライテリアを満たすプロジェクトに対する新規支出又はリファイナンスに充当する予定です。

事業カテゴリー 適格クライテリア
グリーンビルディング 以下のいずれかの第三者認証機関の上位2つの認証又は再認証を取得済又は今後取得予定の不動産の建設
・ DBJ Green Building 認証における5つ星又は4つ星
・BELS 認証における5つ星又は4つ星
・CASBEE 建築(新築)におけるSランク又はAランク
・LEED 認証におけるPlatinum又はGold
・BREEAM 認証におけるOutstanding又はExcellent
 
再生可能エネルギー バイオマス発電設備の建設
(廃棄物由来又はForest Stewardship Council(FSC)により認証された木材・木材ペレット由来のものに限る)
太陽光発電設備の建設

(ご参考:調達資金の充当プロジェクト)
■愛知県新体育館整備・運営等事業(事業カテゴリー:グリーンビルディング)
事業内容   愛知県新体育館の設計建設・維持管理・運営
施設用途   体育館・観覧場
場所     愛知県名古屋市
事業者    株式会社愛知国際アリーナ
事業形態   BT+コンセッション方式
事業期間   設計・建設:2021年6月~2025年3月
       維持管理・運営:2025年4月~2055年3月(30年)
設計     前田建設・隈研吾建築都市設計事務所・大建設計 愛知国際アリーナ設計共同体
施工     前田建設工業株式会社
建築物概要  構造・規模:RC造(一部S造)、地上6階
       延床面積:約63,000㎡
       認証機関評価 :CASBEE 名古屋「Sランク」
最大収容人数 17,000人(メインアリーナ・立ち見含む)
付帯施設   ・Suiteルーム有り
       ・飲食・物販有り
       ・その他(医務室、メディア室、多目的室、駐車場等)
スポーツ興行 ・大相撲名古屋場所
       ・スポーツの国際大会等
       ・世界レベルのコンサート、イベント、コンベンション等

■ 大洲バイオマス発電事業(事業カテゴリー:再生可能エネルギー)
事業内容  バイオマス発電事業
場所    愛媛県大洲市長浜町
事業者   大洲バイオマス発電株式会社
構成企業  前田建設工業株式会社、石油資源開発株式会社、四電ビジネス株式会社、新光電装株式会社
設計施工  前田建設工業株式会社(プラント:三菱重工JV)
事業期間  着工:2022年6月
      営業運転:2024年8月~
事業概要  発電出力:約50MW
      年間発電量:約3.5億kWh (約11万世帯分)
      使用燃料:木質ペレット100% (年間約20万t)
      売電単価:24円/kWh (FIT)
      売電先:四国電力送配電株式会社

<問い合わせ先>
インフロニア・ホールディングス株式会社
広報部
E-Mail:infroneer-release@infroneer.com

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