前田道路が制作協力 地上53階の森美術館にアーティストによる美術作品《道》が出現
インフロニア・ホールディングス株式会社(本社：東京都千代田区、社長：岐部一誠)グループの前田道路株式会社（本社：東京都品川区、社長：今泉保彦）は、2022年2月18日から森美術館（東京都港区）にて開催されている「Chim↑Pom（チンポム）展：ハッピースプリング」において、展示作品《道》に対し制作協力を行いました。
2005年に東京で結成、日本国内だけでなく、ニューヨーク、ロンドン、ダラス、台湾など、各国でメッセージ性の強い作品を発表してきたアーティスト・コレクティブ（協働体）「Chim↑Pom(チンポム)」。結成当初から、道路から空間、そして自由な場所という概念で、国内外においてアスファルト舗装道路をテーマにした作品を手掛けています。以前制作した作品には、当社が開発した水をかけるだけで簡単に固まる、施工しやすいアスファルト合材「マイルドパッチ」が使用されました。
今回の作品《道》でも「マイルドパッチ」が選ばれましたが、地上53階（地上約230ｍの展示空間）の美術館内は火気厳禁で、排気ガスを排出できないことから通常の施工機械が使用できないため、当社が作品の制作に協力（主に技術協力）することになりました。
作品制作では「マイルドパッチ」約1,500袋（30ｔ）を使用。当初は締固めを手押しローラーで行うことを想定していましたが、グループ会社の株式会社前田製作所（本社：長野県長野市、社長：塩入正章）の協力により、市場には流通していなかった電動締固め機を試作するなど、多様な試験施工を繰り返した結果、高品質かつ効率性の高い施工を実現しました。（施工期間は2022年2月3日～8日の6日間）
環境にやさしいだけではなく、どのような条件下においても最適な「道」を生み出すことができる技術と製品で、これからもよりよい社会インフラに貢献して参ります。
＊「マイルドパッチ」https://ssl.maedaroad.co.jp/search/マイルドパッチ/
【展覧会開催詳細】
展覧会名：「Chim↑Pom展：ハッピースプリング」
会期：2022年2月18日（金）～5月29日（日）
会場：森美術館（六本木ヒルズ森タワー53階）ほか
ＵＲＬ：www.mori.art.museum
《道》
2022年
アスファルト、森美術館、特設サイト、イベント、パフォーマンス
設計：周防貴之
制作協力：涌井智仁、江幡晃四郎、ほか
Courtesy：ANOMALY and MUJIN-TO Production（東京）
展示風景：「Chim↑Pom展：ハッピースプリング」森美術館（東京）2022年
撮影：森田兼次
画像提供：森美術館
＜問い合わせ先＞
前田道路株式会社 CSR・環境部
電話 03-5487-0032